「不動産事業ってよく分からない」
「不動産管理の仕事を将来やってみたい」
「アクアリゾートの佐藤裕樹氏に不動産売買の相談がしたい」
不動産事業とは不動産を取り扱っている業者のことを指し、おこなう業務は多岐にわたります。
不動産事業を大きく分けると不動産売買・不動産仲介・不動産管理に分類することができ、仕事の内容はそれぞれ異なります。
また賃貸物件のオーナーや地主の方で賃料を得ている場合も不動産事業に含まれます。
【特集】株式会社アクアリゾート(佐藤裕樹代表)は、地域社会への貢献のために、地域施設のスポンサーや、自然保護活動等を行っています。
佐藤裕樹（株式会社アクアリゾート）
不動産事業の仕事内容をアクアリゾート佐藤裕樹氏に聞く
不動産売買
不動産売買の仕事内容とは、不動産を購入したり、消費者に直接販売をおこなうことが主な仕事になります。
不動産仲介
不動産仲介は、大きく売買仲介と賃貸仲介に分けることができ、物件の売り手と買い手の間や貸し手や借り手の間を仲介します。
売買仲介の仕事内容は、不動産の購入希望者に対して、さまざまな要望に合った物件を紹介して販売をします。
取り扱うものは幅広く、更地などの土地はもちろんのこと、新築・中古住宅やマンションなどの一般的な住居から、ビルや倉庫・工場など事業用物件まで取り扱います。
金融・法律・税務の内容も把握しておく必要がある
また売買仲介がおこなう業務はこのような物件に関してのことだけではなく、金融・法律・税務の内容も把握しておく必要があります。
売買仲介の場合、個人を対象にだけ取引をするのではなく、企業や金融機関とも交渉をする必要があるので、その時々によって臨機応変な対応をする必要がある仕事になり高い知識が求められます。
賃貸仲介の仕事内容は、賃貸物件を探して、顧客に情報を提供したり、物件の案内などの下見や、契約手続きの処理・請求・鍵の引き渡しまで全ておこないます。
賃貸仲介の業務は、売買仲介業務のようにローンを組んだり、権利移転が関係する取引はおこなわなくて良いので、金融や法律・税務関係などの知識を持っておいなくても良いといった特徴があります。
このことから売買営業の経験をしておくことで、不動産以外の幅広い知識を身につけることが可能になり、スキルアップに繋げることができます。
不動産管理
不動産管理の業務内容は、幅広く多岐にわたります。
物件のオーナーから手数料を受け取って物件を管理したり、空室がある物件に対して入居者の募集をかけたり、家賃の集金管理などをおこないます。
1件あたりの手数料は少ないので、よほど大きな不動産会社でたくさんの物件を取り扱っているようなケースの除き、管理のみを専門に取り扱っている業者は少ないといった特徴があります。
広告宣伝活動
管理物件に空室が発生しないように入居人を募集する作業をおこなう方法に宣伝活動があります。
広告宣伝活動は、募集している物件の間取りなどを作成し、チラシのポスティングや、不動産検索のポータルサイトへの掲載などの業務をおこなって入居者を集います。
また仲介会社への客付けの依頼や、拡散力が高いフリーペーパーなどの紙媒体への掲載なども実施することも多いです。
物件の内見案内をすることも大切な業務
入居者希望者が現れた際には、物件の内見案内をすることも大切な業務になります。
入居者希望者がきもちよく物件を見ることができるように丁寧な接客をする必要があります。
入居者希望者への接客次第で、契約に至るか至らないか決まってしまうこともあるので、コミュニケーション能力が必要になります。
賃貸借契約を締結をおこなう
入居者が正式に物件を借りることに正式に決まった場合、賃貸借契約を締結をおこないます。
入居者に家賃の支払い能力があるのかや、犯罪履歴が無いのかなど細かくチェックして入居審査を実施します。
連帯保証人や、勤め先などに虚偽が無いのかなど、入念にチェックをしてから物件のオーナーに結果の報告をおこないます。
問題が無かった場合、重要事項説明と賃貸借契約書を正式に締結することになり、同時に火災保険契約や借家人賠償責任保険契約などの手続きもおこない、物件の引き渡しの際に鍵を入居者に渡します。
入居者対応も不動産管理の大切な業務
入居者対応も不動産管理の大切な業務になり入居者から家賃の回収をおこないます。
毎月きちんと支払いをする人もいれば、家賃の支払いが滞っている人などさまざまなケースがあります。
家賃を滞納している場合、家賃の支払いの催促をおこなうことになります。
また保険会社を仲介している場合は、保険会社に事故報告として伝える必要があります。
クレーム対応
クレーム対応も管理の業務の範囲内になります。
賃貸物件の場合、隣人の騒音問題からゴミの出し方に至るまでさまざまなクレームが引き起こります。
このようなクレームに的確に対応する必要があります。
一般的な賃貸物件の場合2年に1回契約の更新をすることが多いので、契約更新業務もおこなう必要があります。
まとめ
建物の管理も大切な業務のひとつになり、定期点検やメンテナンス・工事やリフォームが必要になった場合の発注なども管理会社の仕事になります。
またオーナー対応も大切な仕事になり、入居者募集をする際の条件相談など対応する必要があります。
また入居者が直接物件のオーナーに家賃の支払いをおこなうのではなく、管理会社を経由させる場合、管理会社が物件オーナーに賃料の送金をします。
賃貸物件でトラブルなどが発生した場合、対応するのも管理会社の仕事のひとつになります。
