老後を考えるとお金の不安が尽きない人は少なくないですが、現実的に生活を見据えて計画するなら、保険も一緒に考えることが必要です。
老後に必要になる生活資金は人それぞれですが、年金だけだと十分ではないのは確かで、場合によって数千万円の不足が発生することもあり得ます。
現在の年齢にもよりますが、現役世代でまだまだ働けるのであれば、豊富な選択肢の中から最適解を探すことができます。
副収入を得て資金を蓄えるのも1つの方法
基本はやはり収入と支出のバランスで、無駄を見直し支出を抑えることがポイントです。
また、転職などによる収入のアップも大事なことですし、副業が認められているなら、副収入を得て資金を蓄えるのも1つの方法です。
現在は投資しやすい環境が整っていますから、非課税による税制の優遇が受けられる投資の検討もおすすめです。
いずれにしても、自分の生活を守れるのは自分なので、元気なうちにできることを始めて取り組むことが肝心です。
収入源は複数持つ、投資はリスクを分散する形でプラス収支を目指す、これが基本となるでしょう。
既にある程度の貯蓄がある人は、資金を決めて投資を始めてみることをおすすめします。
定期預金に加えてリスクの小さい投資に取り組む
定期預金や貯蓄性のある保険を併用すると、比較的安全に資産を形成することができます。
勿論、ギャンブルではないので短期間に資産が増大することはありませんが、堅実にコツコツと増やしていけるのは確かです。
定年退職が迫って収入が減りそうな場合は、定期預金に加えてリスクの小さい投資に取り組むのが無難です。
理想は若い内に資産を作っておき、収入が減っても生活に困らないように備えておくことです。
しかし、計画が不十分だと定年間際に老後の不安を感じたり、資産の不足が発覚する結果となるので注意です。
当然ですが年を取ればできる仕事は減りますし、怪我や病気がちになるので医療費の負担が増します。
支出を削ろうにも難しく、収入を増やすハードルが高くなりますから、改めて早め早めの生活音見直しや人生設計が大事だと分かります。
貯蓄性があれば解約時に返戻金が受け取れる
掛け捨てだと保険金を受け取らなかった場合に無駄になってしまいますが、貯蓄性があれば解約時に返戻金が受け取れます。
満期の時点でお金が受け取れるタイプの商品も含めて、積立型とも呼ばれています。
掛け捨て型は現役世代向きで、結婚や出産などのライフイベントを控えていたり、大きな怪我や病気に備えたい人に最適です。
貯蓄性のある積立型は、貯金に抵抗感があったり子供の学費などを賄いたい人向けです。
それから老後の資金確保にも向いているので、貯蓄なしに定年退職後の生活費を確保したい人に狙い目です。
言うまでもありませんが、これだけで生活費が足りるとはいえませんし、他にも収入源や資金を確保する必要があるでしょう。
例えば、定期タイプは満期を迎える前に解約すると受け取れるお金が減ってしまうので、急な支出に備えが不可欠です。
参考：ウェルスデザイン利率
満期までお金を受け取らないつもりで加入することが重要
保険頼りだと突然大きな出費が発生した場合に、解約を検討せざるを得なくなってしまうからです。
そうすると生活を見直す必要が出てきますし、当初よりも生活の余裕が損なわれる恐れがあります。
つまり、商品を選んだりプランを選択する場合は、満期までお金を受け取らないつもりで加入することが重要です。
そして同時に万が一の事態を想定して備える、これもまた大切な要点となるでしょう。
途中で解約したりお金を受け取らなくても、他で借りるという選択をすれば満期まで契約を続けることができます。
借入による返済は発生しますが、一時的な借金で無理なく返せる程度であれば、十分に検討してみる価値ありです。
とはいえ、年金生活に入ると借入が難しくなり、借りることができても高額だと貸してもらえない可能性が高くなります。
だからこそ万が一の備えも自分で行い、新たに借入しなくても済むようにしておくことが大事です。
自分で老後の資金を作る個人年金保険
自分で老後の資金を作る個人年金保険は、リスクを抑えながら生活資金を確保することができる方法の1つです。
リターンも決して大きくはありませんが、運用の手間なく加入できるのが魅力です。
返戻金が受け取れる途中解約も可能ですし、何より自分で加入する期間を選べる自由度があります。
元本割れのリスクもないとはいえませんが、割と現実的で誰にとっても魅力があるのは間違いないです。
似たような商品にiDeCoが存在しますが、こちらは加入期間が固定で途中解約できない違いがあります。
運用益が非課税、自分で運用する商品を選べるといったメリットはあるので、比較しながら自分に合う商品を選びたいところです。
他天気にいえば手軽さを取るか、リスクとリターンを取るかで、投資の知識があるか否かで選べます。
まとめ
公的年金と貯蓄、それに保険を組み合わせるだけでも、老後の安心感はかなり違ってくるはずです。
自由な時間を楽しむのにもお金が必要ですし、支出を絞り過ぎると使えるお金が限られてしまうので、人生設計の計画はバランスが大切です。
早めに将来を見据えれば考える時間がありますし、じっくりと検討して決めることができますから、先送りにせずすぐにでも検討を始めるのが正解です。
